今日注目の銘柄分析!これからの上昇に期待される有望株予想(11月17日発表)
本日の東京株式市場では、電子材料、映画・エンタメ、住宅関連、インターネット広告、半導体メモリなど幅広い分野で個別銘柄が大きく動きました。
決算内容を手がかりにした売買が活発化し、増益銘柄には買いが集まる一方、減益や慎重見通しを示した企業には売りが優勢となり、銘柄間の明暗がはっきり分かれる展開となりました。
電子材料・印刷業界:大日本印刷(7912)
大日本印刷(DNP・7912)が大幅反落。15時30分時点で2,441.5円と、前日比220.5円(-8.28%)安で取引を終了した。4〜9月期の純利益が33%減となり、市場予想を下回ったほか、会社側が「下期は慎重姿勢」とコメントしたことが投資家心理を冷やした。電子部材事業の伸び悩みも売り材料となった。
映画・エンターテインメント業界:東映(9605)
映画・アニメ制作大手の東映(9605)が続伸。終値は5,920円と、前日比80円(+1.37%)高となった。4〜9月期の純利益が57%増と大幅伸長し、市場予想も上回ったことが買い材料。劇場作品や映像配信の収益拡大が好調で、今後のラインアップへの期待も高まっている。
住宅・不動産業界:ハンワホームズ(275A)
新規上場のハンワホームズ(275A)が注目を集めた。初値は298円となり、公開価格を10.37%上回る上場スタートを切った。終値は378円で、公開価格を大きく上回る初日取引となった。関西圏を中心とした戸建住宅市場の堅調さが背景にあり、投資家の関心を集めている。
インターネット広告・IT業界:サイバーエージェント(4751)
サイバーエージェント(4751)が急落。15時30分現在、株価は1,394.5円と、前日比161円(-10.35%)安となり、東証プライム市場でも下落率上位となった。2026年9月期純利益が5〜21%減の見通しと発表され、広告事業の伸び鈍化が意識された。コスト増加も利益圧迫要因となり、売りがかさんだ。
半導体メモリ業界:キオクシアホールディングス(285A)
キオクシアホールディングス(285A)が急反発。終値は11,165円と、前日比1,140円(+11.37%)高を記録した。前週末にストップ安となった反動から自律反発狙いの買いが集まり、上昇率は一時14%に達した。メモリ市況回復の期待は根強く、短期資金の流入も上昇を後押しした。
本日の市場は、半導体・エンタメなどの好業績銘柄に買いが集まる一方、DNPやサイバーエージェントのように減益見通しや慎重姿勢を示した企業には売りが集中。決算発表を受けた個別物色が強まり、「増益」「上方修正」「自律反発」をキーワードとする強弱入り混じる展開となった。







