今日注目の銘柄分析!これからの上昇に期待される有望株予想(12月19日発表)

本日の東京株式市場では、材料発表や業績期待を背景に、金融、IT、資源、先端素材関連など幅広い分野で物色が活発となった。特に新技術や業界テーマ性の強い銘柄には短期資金が集中し、株価が急伸する場面が目立っている。

津田駒工業(6217)
繊維機械首位の津田駒工業(6217)が急反発した。午後0時30分現在、制限値幅上限の前日比80円(+23.5%)高の421円ストップ高買い気配で推移している。18日に、小型の熱可塑性CFRP(炭素繊維強化プラスチック)スリットテープに対応したロボットAFP(自動積層装置)を開発したと発表し、先端素材分野への展開が買い材料視された。

イオンフィナンシャルグループ(8570)
イオン系の金融サービス会社であるイオンフィナンシャルグループ(8570)が大幅続伸し、4日ぶりに年初来高値を更新。午前11時21分時点では前日比146.5円(+9.3%)高の1729.5円で取引されている。金利環境の変化を追い風に金融株への見直し買いが入った。

サイボウズ(4776)
業務効率化向けクラウドサービスを主力とするサイボウズ(4776)が買われて3日続伸。午前10時17分現在では前日比154円(+5.4%)高の3010円で売買されている。法人向け需要の底堅さが改めて評価されている。

石油資源開発(1662)
原油・ガス開発専業の石油資源開発(1662)は買いが続き連騰。連日で年初来高値を更新し、2008年5月以来およそ17年7カ月ぶりの高値をつけた。午前10時3分時点では前日比61円(+4.0%)高の1587円で推移している。原油価格の上昇基調が追い風となっている。

市場では、先端素材・金融・エネルギー・ITといったテーマ株への関心が引き続き高く、好材料を伴う銘柄には短期的な値幅を狙った資金流入が目立つ。一方で、株価水準の切り上がりに伴い、今後は利益確定売りの動きにも注意が必要となりそうだ。

全体としては、個別材料を重視した選別色の強い相場展開が続いており、引き続き企業動向や業績見通しを丁寧に見極めたい局面といえる。

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