今日注目の銘柄分析!これからの上昇に期待される有望株予想(10月10日発表)
本日の株式市場では、自動車部品、再生可能エネルギー、小売、メディア、化学といった多様な業種で明暗が分かれました。為替の円高傾向やエネルギー関連株の利益確定売りが見られる一方、業績堅調な製造業やディフェンシブ銘柄には買いが入る動きとなりました。
自動車部品業界:ハイレックスコーポレーション(7279)
独立系で自動車用ドア開閉装置で最大手級のハイレックスコーポレーション(7279)は続伸基調を強め、終値は前日比105円(+3.7%)高の2,930円と5日続伸しました。一時は2,945円まで上昇し、堅調な受注動向や自動車生産回復を背景に買いが優勢となりました。
再生可能エネルギー業界:エヌ・ピー・シー(6255)
太陽電池製造装置大手のエヌ・ピー・シー(6255)は大幅安で3日続落。終値は前日比46円(-6.9%)安の620円でした。短期的な利益確定売りや、中国勢との価格競争懸念が重しとなっています。
小売業界:セブン&アイ・ホールディングス(3382)
流通業界大手のセブン&アイ・ホールディングス(3382)は売り優勢。終値は前日比67円(-3.4%)安の1,913円で、続落となりました。国内店舗改装費用の増加や人件費負担への懸念が投資家心理を冷やしています。
メディア業界:日本BS放送(9414)
ビックカメラ(3048)傘下の日本BS放送(9414)は6日ぶりに急反落。終値は前日比161円(-14.0%)安の986円でした。短期筋による利益確定売りが広がり、調整色が強まりました。
化学業界:日本ペイントホールディングス(4612)
総合塗料メーカーで世界4位の日本ペイントホールディングス(4612)は逆行高。終値は前日比15.5円(+1.5%)高の1,045.5円で取引を終えました。原材料価格の安定化と為替効果を背景に業績改善期待が広がっています。
本日は、ハイレックスコーポレーションや日本ペイントなど製造・素材関連の堅調さが目立ちました。一方、エヌ・ピー・シーやセブン&アイの下げが相場全体の重しとなるなど、業種間で温度差のある展開が続いています。