今日注目の銘柄分析!これからの上昇に期待される有望株予想(11月04日発表)

本日の東京株式市場では、電線・化学・精密機器・ソフトウェア関連を中心に明暗が分かれる展開となりました。
業績好調銘柄に買いが集まる一方、原材料高や市況悪化懸念で売りに押される銘柄も目立ちました。

化学業界:住友化学(4005)

総合化学大手の住友化学(4005)は後場に入りマイナス圏に沈み、続落となりました。午後2時23分現在では前日比20.3円(-4.5%)安の433.3円と下げ幅を広げ、一時は424円まで下落。石化市況の軟化や円高進行による採算悪化懸念が重しとなりました。

精密機器業界:ファナック(6954)

工作機械用NC装置で世界首位のファナック(6954)は大幅に3日続伸し、年初来高値を更新。一時は5,353円まで上昇し、午後1時33分時点では前日比277円(+5.6%)高の5,186円で推移しました。中国・北米の設備投資回復が続き、AI関連の自動化需要も追い風となっています。

IT・ソフトウェア業界:アバントグループ(3836)

連結会計システムで首位級のアバントグループ(3836)が急騰。午後1時15分時点で前日比187円(+11.8%)高の1,773円と3日続伸し、一時は1,780円まで上伸。10月31日に発表した2026年6月期第1四半期決算で営業利益が前年同期比2桁増益となり、クラウド需要の拡大を背景に買いが集まりました。

電線・通信機器業界:平河ヒューテック(5821)

電線やネットワーク機器、光中継システムメーカーの平河ヒューテック(5821)は急騰。午後0時55分時点で前日比500円(+21.5%)高の2,825円ストップ高買い気配となり、10月23日の年初来高値2,464円を更新しました。光通信分野での受注増加や通信インフラ投資の拡大が好感され、東証プライム市場の値上がり率2位に浮上しました。

電線業界:住友電気工業(5802)

電線業界国内首位の住友電気工業(5802)は大幅に4日続伸し、連日で上場来高値を更新。午前10時37分時点では前週末比836円(+14.8%)高の6,486円で取引され、時価総額は初めて5兆円を突破しました。EV向け高性能ケーブルや自動車用部材の需要拡大が背景にあります。

本日は電線関連株の上昇が際立ち、住友電工と平河ヒューテックが市場をけん引。一方、住友化学など素材系銘柄には売りが優勢で、業種間での資金移動が明確に表れた一日となりました。製造業の中でもAI・自動化・EVといったテーマが引き続き市場の主導役を担っています。

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