今日注目の銘柄分析!これからの上昇に期待される有望株予想(11月13日発表)
本日の東京株式市場では、電子材料、電線、精密機器、プラントエンジニアリング、エンタメ関連など幅広い業種で個別銘柄が大きく動く展開となりました。
上昇銘柄には業績上方修正や成長テーマ関連の買いが集まる一方、利益確定売りに押された銘柄も目立ち、市場全体では銘柄間の選別が強まっています。
チケット・エンタメ業界:ぴあ(4337)
チケット流通の国内最大手であるぴあ(4337)が急落。午後2時19分現在、前日比330円(-9.8%)安の3,050円と東証プライム市場の値下がり率3位に沈んだ。一時は3,025円まで下落した。イベント需要の回復一巡感や、コスト上昇による利益圧迫が懸念材料となり、利益確定売りが優勢となった。
プラント・エンジニアリング業界:東洋エンジニアリング(6330)
総合エンジニアリング国内大手の東洋エンジニアリング(6330)が後場に入り下げ幅を拡大。午後1時59分時点では前日比203円(-7.7%)安の2,437円で取引されている。海外プロジェクトに関するコスト増加や原材料高を懸念した売りが広がり、直近上昇の反動も重なって利益確定の動きが強まった。
電子材料業界:デクセリアルズ(4980)
異方性導電膜や光学弾性樹脂など電子部材を手掛けるデクセリアルズ(4980)が急騰。24年7月以来の上場来高値を更新し、午後1時24分現在では制限値幅上限の前日比500円(+21.2%)高の2,863円ストップ高買い気配と続伸している。電子部品需要の拡大に加え、次世代ディスプレイ向け材料の採用拡大が期待されている。
精密機器・時計業界:シチズン時計(7762)
腕時計と工作機械を展開するシチズン時計(7762)が急騰。一時は1,220円まで上伸し、2007年11月以来18年ぶりの高値を付けた。午後1時16分現在では前日比103円(+9.6%)高の1,173円と続伸している。12日に2026年3月期の業績予想を増額修正し、収益力の改善が評価された。
電線・素材業界:SWCC(5805)
総合電線・ケーブルメーカーのSWCC(5805)が続騰。前日のストップ高を受けて連日で年初来高値を更新し、午後0時30分現在では制限値幅上限の前日比1,500円(+15.9%)高の10,950円ストップ高買い気配で推移している。電力インフラ更新需要の高まりや、EV向け高機能ケーブルの採用拡大が追い風となっている。
本日の東京株式市場では、素材・電子部品・精密機器などの成長テーマに資金が集まる一方、ぴあや東洋エンジニアリングのように利益確定売りが出る場面も見られた。
全体としては「業績上方修正」「次世代技術」「インフラ関連」を軸とした個別物色が中心で、強弱入り交じる展開となった。







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